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ダイニングテーブルに合う照明の選び方

「素敵なテーブルを買ったのに、なぜかダイニングがしっくりこない」——その理由の一つとして、照明があげられます。無垢材の美しい木目も、昼白色の蛍光灯の下では色が飛んでしまい、素材の良さが伝わりません。この記事では、無垢家具専門店RAM(ルームアート松井)が、テーブル選びのついでに5分で照明も決められる「3つの基本ルール」と、実際のコーディネート例を紹介します。



 

ダイニング照明でよくある2つの失敗

多くのお客様に共通する失敗は「シーリングライトのまま」と「電球の色温度」の2点です。テーブルにこだわっても、照明の選択でその努力が台無しになることがあります。

失敗① シーリングライトのまま使い続ける

引越しや模様替えでテーブルを新調しても、天井のシーリングライトをそのまま使い続けるケースがよくあります。シーリングライトは部屋全体を均一に照らすため、テーブルだけが温かく浮かび上がる演出ができません。「雑誌で見たようなダイニングにならない」という違和感の正体は、多くの場合これです。テーブルを主役にするには、テーブルの真上に吊るすペンダントライトが不可欠です。

シーリングライト1灯だけのダイニングルーム。部屋全体が均一に明るく、テーブルに焦点がなく温かみのない空間
シーリングライトのみのダイニング(AI生成)

失敗② 白い光(昼白色・昼光色)の電球のまま

昼白色・昼光色の白い光は、無垢材の木目の色みを飛ばし、料理をくすませます。「テーブルを変えたのに、なんとなく貧相に見える」という場合は、電球が原因のことがほとんどです。電球色(2700〜3000K)のLED電球に替えるだけで、空間の印象は大きく変わります。費用もわずかで、今日からできる改善です。

昼白色の蛍光灯に照らされたダイニング。ウォールナットテーブルの木目が色飛びし、オフィスのような冷たい雰囲気
昼白色の光のダイニング(AI生成)



 

ダイニング照明の3つの基本

まずはこの3つさえ押さえれば、照明選びの8割は終わりです。難しい知識は不要です。

① シーリングではなくペンダントを選ぶ

部屋全体を均一に照らすシーリングライトも実用的ですが、ダイニングにはペンダントライトがおすすめです。天井から吊るすことで空間に立体感が生まれ、視線が自然と縦方向へ広がります。照明のボリュームがテーブルの輪郭をやわらかく整え、圧迫感を軽減。結果として、空間に奥行きが生まれ、天井もより高く感じられる効果があります。

夜のダイニング。Satellite Mペンダントライトがウォールナットテーブルの夕食を温かく照らし、壁に幾何学的な影を投影
ペンダントライトのダイニング(AI生成)

② 電球色(2700〜3000K)を選ぶ

ペンダントライトには「電球色(2700〜3000K)」の電球がおすすめです。オレンジがかったやわらかな光が、無垢材の木目の表情を美しく引き立て、料理もよりおいしそうに見せてくれます。

コンビニやオフィスで使われる白い光(昼白色・昼光色)は作業には適していますが、家庭のダイニングではやや硬い印象になりがちです。電球色に変えるだけでも空間の雰囲気は大きく変わり、食卓がぐっと心地よい場所になります。

同じダイニングで蛍光灯(左)とペンダントライトの電球色(右)を比較。電球色は木目が温かく、料理もおいしそうに見える
蛍光灯と電球色ペンダントの比較(AI生成)

③ テーブル面から60〜70cmの高さに吊るす

高さは「テーブル面からシェードの下端まで60〜70cm」が目安です。高すぎると照明が背景に埋もれて効果が薄れ、低すぎると対面の人の顔に影が落ちます。北欧スタイルでは低めの60cmが基準になっています。引越しや模様替えの際は、この数値をもとにコードの長さを調整してみてください。

ペンダントライトのシェード下端からテーブル面まで60〜70cmの高さで吊るされたダイニング
吊るし高さの目安



 

テーブルの「形状」で灯数と配置を決める

テーブルの形状は「何灯吊るか」と「どこに配置するか」を決める基準です。灯数を間違えると食卓に明暗のムラが生まれます。

丸テーブル・正方形テーブル → 1灯・中央に

円形テーブルはどの席も中央から等距離なので、中央の1点に1灯吊るすのが基本です。1灯のデザイン性の高いペンダントに予算を集中させたほうが、コーディネートの完成度が上がります。

天井の高さに余裕がある場合は複数灯も有効です。高さの強弱をつけるとおしゃれ度がアップします。ただし天井の高さが低い場合に無理に付けると、圧迫感を感じたり、空間のバランスが悪くなります。

正方形テーブルも同じ考え方で、中央に1灯が基本です。

丸テーブルの真上に1灯のペンダントライトが中央に吊られたダイニング
丸テーブルは中央に1灯

長方形・楕円テーブル → 2〜3灯・均等間隔

長方形テーブルは端と中央で距離が違うため、1灯だと両端が暗くなります。テーブルの長さに応じて灯数を決めます。120cm以下なら1〜2灯、150cm以上なら2〜3灯が目安です。配置は長辺を等分した位置に均等間隔で並べます(3灯なら両端から1/4の位置と中央)。複数灯を使う場合は、同一デザインで揃えるのが基本です。素材と色調をバラバラにすると「とりあえず買った照明」に見えてしまいます。楕円テーブルは長方形に準じて考えれば問題ありません。

長方形ウォールナットテーブルの上にペンダントライト3灯が均等間隔に並ぶダイニング
長方形テーブルは2〜3灯



 

RAMのおすすめ組み合わせ2選

「素材」と「形状」の基本を押さえたうえで、実際にRAMでご提案している2つの組み合わせを紹介します。RAMではオリジナルブランドorbitexを中心に、テーブルと照明をセットでコーディネートする提案を数多く手がけてきました。

どちらもワイヤーシェードのペンダントライトを選んでいます。ワイヤーシェードをおすすめする理由は3つあります。まず、シェードに遮る面がないため電球色の暖かみがテーブルにそのまま届くこと。次に、ワイヤーの格子や幾何学パターンが壁やテーブルに影を映し出し、照明を点けるたびに空間に奥行きが生まれること。そして、シェードに「重さ」がないため、テーブルの素材感を邪魔せずむしろ引き立てること。無垢材の木目も、モールテックスのマット感も、ワイヤーシェードの存在の軽さによってかえって際立ちます。

RAMで取り扱うワイヤーシェードには個性豊かなデザインが揃っています。蜂の巣状のパターンが光を透過するたびに美しい影を落とすHoneycomb(ハニカム)、シンプルな球体フレームの抜け感が素材の表情を引き立てるSection(セクション)、電球をワイヤーで囲み電球自体がアート作品になるBulb(バルブ)、繊細なワイヤーがダイヤモンドの輝きを思わせるDiamond(ダイヤモンド)など。どれも「光と影を織り成すドラマチックな空間演出」というコンセプトのもとに設計されており、テーブルとの相性も抜群です。

① Mary・Mortex(マリー・モールテックス)× Section(セクション)— マット × シンプル

Mary・Mortex(マリー・モールテックス)はモールテックス仕上げの天板と無垢材の脚を持つ円形テーブルです。グレーやベージュなど複数のカラーバリエーションがあり、どのトーンにも生活感のなさという独特の質感があります。素材そのものが主役のため、合わせる照明はシルエットの美しさで選ぶのがポイントです。

Section(セクション)はシンプルなワイヤーフレームのペンダントライト。細いフレームが空間に浮かぶような軽さがあり、モールテックスのマットな表情と自然に呼応します。ワイヤーの隙間から電球色の光が柔らかく拡散し、テーブルに映し出される影がアクセントになります。シンプルな形状だからこそ、テーブルのデザインや素材感が主役のまま保たれます。

Mary・Mortex(マリー・モールテックス)テーブルとSection(セクション)照明のコーディネート
Mary・Mortex × Urban

② Jacob(ジェイコブ)× Honeycomb M(ハニカムM)— 無垢の重厚感 × 幾何学の光

Jacob(ジェイコブ)テーブルのコーディネート
Jacob × Honeycomb M

Jacob(ジェイコブ)は無垢材の重厚な存在感が特徴のテーブルです。分厚い天板と安定感のある脚部が、食卓に「本物の木」ならではの落ち着きと温もりをもたらします。家族が長く使い続けるテーブルとして、年を重ねるほど味わいを増す一台です。

合わせるのはHoneycomb M(ハニカムM)。蜂の巣状の幾何学パターンが刻まれたシェードは、光を透過するたびにテーブルや壁に美しい影を落とします。無垢材の持つ有機的な表情と、ハニカムの規則的な幾何学美の対比が、空間に奥行きを加えます。

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