「スツールって、普通の椅子と何が違うの?」と思ったことはありませんか。家具店やインテリア雑誌でよく見かける「スツール」という言葉。なんとなくは分かるけれど、椅子やベンチ、オットマンとの違いをきちんと説明できる方は意外と少ないものです。
スツールとは、ひとことで言えば「背もたれと肘掛けがない、一人用のこしかけ」のことです。この記事では、無垢家具専門店RAM(ルームアート松井)が、スツールの意味と特徴を、家具にくわしくない方にも分かるようにやさしく解説します。椅子・ベンチ・オットマンとの違い、用途別の種類、高さの選び方、そして長く使える素材選びまで、これを読めば「スツールとは何か」がすっきり分かります。
スツールとは、背もたれと肘掛けがなく、座る面と脚だけでできた一人用のこしかけです。英語の「stool」を片仮名読みした言葉で、日本に古くからある「床几(しょうぎ)」という、折りたためる背のない腰かけと近い役割を持つ家具です。
スツールには、ふつうの椅子にはない使いやすさがあります。主な特徴は次の3つです。
スツールは背もたれがないため、長時間ゆったり体を預けるよりも、短い時間サッと腰かける使い方に向いています。だからこそ、座り心地よりもデザインの美しさや置いたときの安定感が大事にされる家具です。玄関で靴を履くとき、キッチンでちょっと一息つくとき、洗面台で身支度をするとき。そんな「ちょっと座りたい」場面で力を発揮します。ただし座面が広めの無垢スツールなら、ダイニングや書斎の普段使いの椅子代わりとしても活躍します。
スツールに似た家具との一番の違いは「背もたれの有無」と「何人で座るか」です。混同しやすい3つの家具と比べてみましょう。
椅子とスツールの一番の違いは、背もたれがあるかどうかです。椅子は背もたれに体を預けてくつろげるので、食事や仕事など長く座る場面に向いています。一方スツールは背もたれがないぶん、短時間の使用や、すっきり見せたい場所に向いています。
スツールが一人用なのに対し、ベンチは二人以上で座れる横長のこしかけです。ベンチは座る位置を自由に変えられ、家族で並んで座れるのが魅力です。背もたれが付いたタイプもあり、その場合は椅子に近いくつろぎ方ができます。
オットマンは、ソファとセットで足を伸ばして休めるための専用の台です。見た目はスツールに似ていますが、もともとは「足置き」が主な役割です。スツールは座ることが基本の用途で、補助として足置きにも使える、という点が違います。
スツールは使う場所によって選び方が変わります。代表的な種類を、使うシーンと一緒に見ていきましょう。
玄関スツールは、靴を履くときに腰かけるための小ぶりなスツールです。立ったまま靴を履くのがつらい方や、お子さん・ご年配の方がいるご家庭で重宝します。座面に荷物を一時的に置く台としても使えます。
カウンターで使うスツールは、座面が高めに作られています。対面キッチンのカウンターやバーカウンターに合わせて、朝食や軽い作業のときにサッと座れます。高さ選びがとくに大事になる種類です。
カウンター用スツールの高さ目安や疲れにくい木製チェアの選び方は、下の記事で詳しく解説しています。
カウンターチェアの選び方|高さの目安と疲れない木製チェアの基礎知識
サイドスツールは、座る以外の使い方もしやすい小さなスツールです。お気に入りの小物やグリーンを飾る台にしたり、来客が増えたときの予備のいすにしたりと、一台あると暮らしの幅が広がります。
スツール選びで一番つまずきやすいのが高さです。使う場所に合った座面の高さ(床から座る面までの高さ)を選ぶことが、快適さの分かれ目になります。
座面の高さは、合わせるテーブルやカウンターの高さから逆算して選びます。目安は次のとおりです。
ダイニング用の座面高に合わせて選ぶおしゃれな無垢材チェアの実例も、あわせてご覧ください。
おしゃれなダイニングチェアの選び方|無垢材・北欧デザインの厳選5脚
座面が丸いタイプはどの向きからでも座りやすく、四角いタイプは安定感があります。長く座る予定があるなら、座面に少し広さがあるものや、ゆるくくぼんだ形のものを選ぶと体が楽です。置く場所の広さも考えて、大きすぎないサイズを選びましょう。
子供用スツールは、未就学のお子さんなら座面高25〜30cm前後、小学生以降なら30〜35cm前後が目安です。床に足の裏がしっかり届く高さを選ぶと、立ち座りがしやすく姿勢も安定します。背もたれがないぶん、座面が広めで重心が低く、脚の接地面がしっかりしている安定感のあるタイプを選ぶと安心です。無垢材なら角の処理が丁寧で、お子さんが触れても木の温もりが伝わります。
無垢家具専門店RAM(ルームアート松井)は、玄関やダイニングの暮らしに寄り添う無垢材スツールを各種扱っています。日々のお手入れは乾拭きが基本で、無垢材ならではの経年変化を楽しめます。ここでは代表的な一台をご紹介します。身長や合わせたいテーブルの高さを各商品ページからお伝えいただければ、最適な一台をご提案します。オーダーメイドで座面の高さを体格に合わせて調整することもできます。
玄関に必要なものが一つにまとまった、便利なスツールです。座面の真ん中の持ち手を引き抜くと、そのまま靴べらとして使えます。靴を履くときに座れるいすと靴べらがセットになっているので、別々に用意する手間がなく玄関がすっきり片づきます。丸くてころんとした座面と細身の4本脚が愛らしく、北欧風のナチュラルなインテリアにもなじみます。座面は荷物やグリーンを置く台としても使える多機能な一台です。
座面の高さを自由に変えられる「昇降式」が最大の特長の、背もたれのない一人用こしかけです。座面をくるくる回すだけで高さが変わり、約46cm〜60cm(高さ460〜600mm)の範囲を無段階に調整できます。工具も力もいらず、回すだけで使う人や場所に合わせて高さを合わせられるのが、このスツール最大の魅力です。スツール選びで一番つまずきやすい「高さ」で迷っても、ダイニングのいすとして低めに、キッチンカウンターやデスクに合わせて高めにと、これ一台で対応できます。家族で身長が違うご家庭や、置く場所が変わるかもしれない場合でも、後から座面を回して高さを合わせ直せるので安心です。背もたれがないぶん向きを気にせず座れ、使わないときはすっきり片づきます。RAMセレクトの一台で、無垢材ならではの木目の表情が、置くだけで空間になじみます。
RAMは玄関やキッチン、ダイニングに合う一人用のこしかけを各種扱っています。木製スツールを実際の事例で見たい方、置く場所に合う高さを相談したい方は、取扱商品の一覧からお気に入りの一台を探せます。
無垢材スツールが長く愛される背景には、木そのものを生かす素材選びと作り手の思想があります。無垢材家具がなぜ究極のサステナブル家具と呼べるのか、その理由を別記事で詳しく解説しています。
スツールは、置く場所や使い方、座面の高さによって最適な一台が変わります。玄関に置きたい、ダイニングやカウンターに合わせたい、補助いすとして使いたい——用途が決まっていれば、ぴったりの無垢材スツールが必ず見つかります。無垢材スツールは適切に使えば数十年単位で受け継げる息の長い家具で、世代を超えて使い続けられるのも大きな魅力です。RAM(ルームアート松井)では、身長や合わせたいテーブル・カウンターの高さをお伝えいただければ、暮らしになじむ一台をご提案します。座面の高さを体格に合わせて調整するオーダーメイドのご相談も承っております。気になる一台がございましたら、各商品ページよりお気軽にお問い合わせください。