名前が分かると、椅子探しは進めやすくなります。背もたれのない一脚、座面の高い一脚、ゆったり体を預ける一脚。同じ椅子でも、呼び名が表しているのは形だったり、用途だったりします。
まず画像で代表的な形を見分け、そのあとに食事・休息・作業のどこで使うかを考えましょう。素材やデザイン様式は別の切り口として整理すると、好みと使いやすさを一緒に比べられます。

ここでは見た目の特徴を手掛かりにします。名称の範囲はメーカーによって異なるため、名前だけで寸法や機能まで決めつけず、商品写真と仕様を合わせて見てください。
サイドチェアは肘掛けのない椅子、アームチェアは肘掛けのある椅子です。肘がないと横から腰を掛けやすく、肘があると腕を預ける場所ができます。ただし、腕の届き方やテーブルへの収まりは、肘の長さ・高さによって変わります。

ハイチェアは座面が高い椅子を指す呼び名。カウンターで使う椅子にはカウンターチェアという用途名もあります。足が床に届かない高さでは足置きも確認し、カウンター天板の高さだけでなく、天板下の空間と座る人の体格を照らし合わせます。

ローチェアは低い座面の椅子という広い呼び名で、短い脚を備えるものもあります。座椅子は床に近い位置で座る、通常の椅子のような長い脚を持たない座具です。両者は同じ意味ではなく、座椅子すべてにリクライニング機能があるわけでもありません。

スツールは一般に背もたれのない腰掛けを指します。バースツールはバーや高いカウンターに合わせるタイプで、背付きの商品にもこの名称が使われます。スツールという名前だけでは高さは分かりません。使う天板、足置き、座る時間を一緒に考えましょう。
椅子・ベンチ・オットマンとの違いも比べたい方は、こちらをご覧ください。
スツールとは?椅子・ベンチ・オットマンとの違い早見|高さと選び方

ベンチは横に長い座面を持つ椅子です。背付き・背なしがあり、座れる人数は幅や体格によって変わります。食卓に入れる場合は、脚の間に収まるか、中央に座る人がどう出入りするかも確認します。

ロッキングチェアは前後に揺れる仕組みを備えた椅子。画像のような弓形の脚が代表的です。動かない状態の外寸だけでなく、揺らしたときに壁や周囲の物に当たらない場所を考えます。
ダイニングチェアは食事に使う椅子の用途名で、サイドチェアもアームチェアも含まれます。食卓へ近づきやすいか、食後も座っていたいかで、選ぶ形は変わります。

ラウンジチェア・イージーチェア・パーソナルチェアは、主に一人でくつろぐ椅子の呼び名です。名称が重なることもあり、背の傾きや座面の奥行きに共通の数値基準があるわけではありません。読書で上体を起こしたいのか、深く腰を下ろしたいのかを先に決めましょう。
くつろぎ用の椅子を探す場合は、こちらで呼び名と選び方を確認できます。
ラウンジチェアとは?イージー・パーソナルチェアとの違いと選び方4つのポイント
オフィスチェア・ワークチェアは仕事や作業のための椅子です。高さ調整や肘、背の調整機能は商品ごとに異なります。屋外用のガーデンチェアや子ども用の椅子も用途による呼び名で、使用環境や対象年齢は個別の表示を確認する必要があります。
まず、肘がテーブルの天板や幕板に当たらないか。天板の上面までの高さではなく、椅子を入れる位置の下面まで測ります。肘が短くても、すべてのテーブルに収まるとは限りません。
次に、背を支えて座ったときの足の接地と、膝裏に余裕があるか。座面が高すぎたり深すぎたりすると、背もたれまで腰を入れにくくなります。クッションの沈み込みもあるため、表示の座面高だけで快適さは決まりません。
最後に、椅子を引く・立つ・後ろを通る動きを確かめます。家具が収まることと、使いやすく動けることは別です。
木製、金属製、樹脂製は主にフレームの素材の呼び方です。一方、布や革、ペーパーコードは座面や背に使う素材です。一脚の中に複数の素材が組み合わされるため、「木製だから硬い」「金属だから座りにくい」とは決まりません。
無垢材は木から切り出した材、合板は薄い木の板を重ねて接着した材料です。成形合板は薄板を曲面などの形に成形したもので、曲木は木を曲げて形を作る加工法です。加工方法と樹種を分けて見ると、商品の説明を読み取りやすくなります。
メッシュは網目状の座面や背、籐やペーパーコードは編んだ座面などで目にする言葉です。革張りは本革と合成皮革を区別して表示を確認します。重さ、手入れ、修理の方法は、素材名だけでなく構造や仕上げによっても変わります。
ウィンザー、シェーカー、北欧モダンなどは、形の背景にある様式やデザインの系譜を知る言葉です。背棒を使った表現や装飾を抑えた構成など、好みを言葉にする手掛かりになります。ただし、見た目が似ているだけで作者や製造年代を特定することはできません。

CH24は、Y字の背と曲木のアーム、ペーパーコードの座面を組み合わせた椅子です。腕を預けながら食卓で過ごしたい人が比較しやすい一脚。編み座面の見え方を好むかに加え、肘と天板下の関係を確認して選びます。

CH20は一枚の無垢材を曲げた背もたれと、クッションを備えた座面が特徴です。横に伸びる背が肘の支えも兼ねますが、前まで長い肘掛けとは腕を置ける位置が違います。横からの出入りと腕の支え方を、普段の姿勢に合わせて比べたい人に向きます。
商品や組み合わせについては、こちらからお問い合わせください。
テーブルとの組み合わせを相談する際は、天板下面の高さと脚の間隔、候補の椅子を伝えると、確認する条件を共有できます。
気になる家具は、東京・品川の店舗で実物をご覧いただけます。
無垢材の質感や座り心地を確かめてから、サイズ・素材を自由にオーダー。専門スタッフが無料でご相談を承ります。