「北欧のダイニングテーブルって、普通のテーブルと何が違うんだろう?どう選べば北欧らしくまとまるの?」
そんな方へ。北欧ダイニングテーブルによく見られる代表的な特徴は、下へ細くなるテーパードの脚・直線的でシンプルなフォルム・明るい色みの無垢材・オイルや自然塗装のマットな質感という4点です。この4点がそろうと、置いた瞬間に部屋が北欧らしい空気にまとまります。創業100年の無垢家具専門店RAM(ルームアート松井)が、北欧スタイルのダイニングテーブルの選び方を、カールハンセンなど北欧の名作を扱う目線で解説します。4つに絞るのは、この要素が「北欧らしさ」を大きく左右するためです。
北欧ダイニングテーブルは、脚・フォルム・素材・塗装という4点を見ると見分けやすくなります。いずれも北欧デザインによく見られる特徴です。特別なブランドである必要はなく、この4点に北欧らしさが表れた無垢材のテーブルを選べば、ダイニング全体のテイストが北欧にまとまります。
上が太く下へ向かって細くなる「テーパード」の脚は、多くの北欧テーブルに共通する代表的な特徴です。床側を細く見せて空間を軽くするねらいがあり、床に接する部分が細いため、4本脚でも空間が重たく見えず、部屋が広く感じられます。丸脚・角脚どちらもありますが、共通するのは線の細さです。テーパード以外の脚を持つ北欧テーブルもありますが、テーパードは北欧デザインを代表する脚の形として広く知られています。北欧の名作であるカールハンセンのCH337も、下へ細く仕上げた丸脚が意匠の要になっています。
天板や幕板の装飾を削ぎ落とし、直線とゆるやかな曲線だけで構成するのが北欧のフォルムです。彫刻的な脚や重い幕板を持たないため、どんな椅子とも合わせやすく、飽きずに長く使えます。シンプルなほど素材そのものの表情が主役になるため、無垢材の良し悪しがそのまま出る、ごまかしのきかないデザインでもあります。
北欧は日照時間が短いため、室内を明るく見せる淡い色の木がよく使われます。そのため代表になるのが、オークやアッシュ、バーチといった白っぽい〜中間色の木です。無垢材(表面だけでなく芯まで同じ木でできた素材)を使うと、木目の陰影や手ざわりがそのまま伝わるため、写真より実物のほうが北欧らしく見えます。次の章で、オークとウォールナットの選び分けを具体的に見ていきます。
てかてか光るウレタンの厚塗りより、しっとりマットなオイル仕上げが北欧の質感です。オイルは木の中に浸み込ませる塗装のため、木肌の凹凸や温かみが残ります。使ううちに乾いてきたら自分でオイルを塗り足せますし、購入後の修理・メンテナンスにも対応するため、10年、20年と育てながら使えます。長く付き合う北欧の家具観とも合う塗装です。
テーブル単体だけでなく、北欧インテリア全体の考え方から整えたい方は、下の記事もあわせてご覧ください。
北欧スタイルの基調は明るいオークです。北欧で古くから使われてきた淡い色の木はオーク・アッシュ・バーチで、濃い木を使いたいときは現代的なウォールナットという選択肢もあります。同じ北欧でも木の色で部屋の印象は大きく変わるため、まず「明るく軽やか」か「濃く落ち着く」かを決めると迷いません。
北欧らしい明るさと軽さを出したいなら、まずオークを選ぶと軽やかにまとめやすくなります。白っぽく黄色みのある木肌で、光を反射して部屋を明るく見せるため、北欧の定番になっています。虎斑(とらふ)と呼ばれる縞模様が出ることもあり、シンプルなフォルムに程よい表情を添えます。オークの経年変化や選び方は、下の記事で詳しく解説しています。
ウォールナットは北欧の伝統的な樹種ではありませんが、濃い色で空間を締めたいときの選択肢になります。北欧の名作家具で濃い木といえばチークやローズウッド(パリサンダー)で、ウォールナットはアメリカのミッドセンチュリー家具や現代の家具で広まった木です。チョコレートのような濃い褐色は、黒い鉄脚やグレーのファブリックと合わせると、現代的な“北欧モダン風”の落ち着いた表情になります。白い壁の部屋にメリハリを付けたいときに向きます。RAMの無垢テーブルは多くがオークとウォールナットの両方から選べるため、部屋に合わせて振り分けられます。
木の色に迷ったら、床や建具の色に「近づけるか・対比させるか」で決めると簡単です。床に近い色でそろえると広く穏やかにまとまり、床と対比させると家具が引き立ちます。オーク・ウォールナット以外にもチェリーやタモなど選べる樹種があるため、それぞれの違いを知りたい方は下の記事が参考になります。
北欧ダイニングは、テーブルが主役になるほど周りが引き立つため、チェア・照明・ラグとの組み合わせで完成します。テーブルが主役だからこそ、周りを北欧の定番でそろえると、空間全体が引き締まります。
テーブルに合わせるなら、天板の直線と響き合うため、脚の細い北欧デザインのチェアが軽やかにまとまります。Yチェアに代表される曲木のチェアや、黒く塗った木の椅子は、明るい木のテーブルと対比してもよくなじみます。RAMのキャプテンチェアも、扇のように広がるスポークの背もたれが背中を支え、小ぶりなアームでテーブルへの出入りがスムーズな一脚です。ブラック仕上げを選べば、明るい木のテーブルと合わせたときにほどよいメリハリが出ます。北欧チェア選びの具体的なコツは、下の記事で解説しています。
北欧の食卓は、手元に光だまりをつくるため、天井の全体照明より、テーブルの上に一灯だけ低く吊るすペンダントが似合います。手元を電球色の温かい光で照らすと、料理がおいしく見え、団らんの時間が落ち着くためです。白いシェード・真鍮・木のペンダントは無垢テーブルと素材が響き合うため、北欧らしい陰影を生みます。
無垢テーブルの下にラグを一枚敷くと、北欧らしい温かみと居心地が一段上がります。グレーやベージュの穏やかな色を選ぶと、明るい木ともよくなじみます。RAMは世界のギャッベ(手織りのウール絨毯)を常時150枚以上そろえ、89件の事例で培った経験から、ラグでリビングとダイニングを緩やかに区切る提案も得意です。クッションやカーテンも麻やウールなど自然素材でそろえると、質感が統一されます。
北欧ダイニングテーブルを部屋になじませる配置のコツは、周りに「ゆとり」を残すことです。物を詰め込みすぎず、椅子を引くスペースと通路を確保し、部屋の広さに合うサイズを選ぶと、北欧特有の抜け感が出ます。
テーブルの後ろは、椅子を引いて立てるよう60cm前後を空けるのが目安です。人が後ろを通るなら、さらに広く90cm前後あると快適です。壁やソファとの距離を測ってから天板の幅を決めると、置いてから「椅子が引けない」という失敗を防げるためです。
部屋にゆとりが少ない、家族の顔を見て食事したいなら、角のない丸やオーバルもおすすめです。角がないぶん人が回り込みやすく、同じ面積でもゆったり座れます。北欧の名作にオーバル天板が多いのも、この居心地のよさゆえです。丸テーブルの長所と注意点は、下の記事で詳しく解説しています。
ここからは、北欧スタイルに合う天板が無垢材のRAMのテーブルを4点紹介します。いずれも北欧の王道である明るいオークを選べる一台で、オーバル・長方形・丸とフォルムを変えてそろえました。装飾を抑えたシンプルな姿はどれも共通で、いずれも樹種を選んで一台ずつ仕立てられ、サイズ展開のあるものは寸法も選べます。木部には保証が付きます。
CH337は、デンマークの巨匠ハンス・J・ウェグナーが手がけ、カールハンセン&サンが製作する北欧デザインの伸長式テーブルです。下へ細く仕上げたテーパードの丸脚とオーバル天板が、この記事で紹介した北欧の特徴をそのまま備えているため、置くだけで食卓が北欧の顔になります。オーク(ホワイトオイル仕上げ)なら明るく軽やかに、来客時は天板を足して幅140cmから260cmまで広げられます。北欧の本物を長く使いたい方へおすすめの一台です。
WSは、すっきりした4本脚と直線的な天板がシンプルな、無垢材の伸長式テーブルです。ふだんはコンパクトに使い、来客時は天板を引き伸ばして大人数でもゆったり囲めます。レッドオークやホワイトアッシュなど明るい木を選べば、光を受けて軽やかな北欧の食卓になります。ウォールナットやチェリーなど濃いめの木も選べるので、部屋に合わせて振れます。
Chloeは、中央にどっしりした円錐形の1本脚を据えた、足元の広いテーブルです。4本脚のように脚が邪魔にならないため、椅子をどこにでも置け、来客時も座る場所を選びません。ゆるやかな曲線のフォルムは、明るいオークを選べば、白いペンダントや黒い北欧チェアと合わせて軽やかな北欧の食卓になじみます。天板はオーク・ウォールナットから選べます。
ANNAは、丸い天板に4本の角脚を少し内側へ寄せ、斜めに取り付けた無垢材のラウンドテーブルです。角がないぶん人が回り込みやすく、円を囲めば全員の顔が見えるため、会話が途切れません。脚を内側に寄せた形は椅子を引くときも邪魔になりにくく、天板は直径80cmから120cmまで5サイズあるので、ゆとりの少ないダイニングにも収まります。天板素材は明るいオーク無垢と濃いウォールナット無垢から選べ、オークを選べば北欧の王道である明るい食卓になります。
以上、北欧スタイルに合うRAMの無垢ダイニングテーブルを4点紹介しました。北欧の王道は明るいオークです。まずはオークを軸に選び、空間を締めたいときに濃いウォールナットという順で考えると、北欧らしい食卓に近づきます。サイズや樹種で迷うときは、商品ページからお気軽にご相談いただければ、暮らしに合う一台をご提案します。
気になる家具は、東京・品川の店舗で実物をご覧いただけます。
無垢材の質感や座り心地を確かめてから、サイズ・素材を自由にオーダー。専門スタッフが無料でご相談を承ります。