重ねてしまえる椅子でも、毎日食卓で使うなら、出しているときの姿を気に入って選びたい。おしゃれなスタッキングチェアを探すときは、収納の便利さに加え、背もたれの形、脚の素材、座面の仕上がりを見てみてください。
CH88は、木の背と短い肘に、細い金属の脚を組み合わせたチェアです。使わない椅子を重ねられる機能を持ちながら、木の曲線と金属の線を食卓の景色として楽しめる一脚。ここでは住宅のダイニングを想定し、張座のCH88Pを中心に、板座のCH88Tという選択肢も紹介します。


スタッキングチェアは、使わない間に積み重ねて置ける椅子です。たとえば普段より席を増やす日があり、余る椅子をまとめておきたい場合に候補になります。ただ、重ねている時間より食卓に置いている時間が長いなら、日常の見た目や座り方を後回しにする必要はありません。
CH88は、木の温かみを感じる背もたれと、金属のすっきりした脚まわりを一緒に選びたい人に向いています。全体を木で揃えるのとは違う表情を、食卓へ加えられる組み合わせです。スタッキングの機能だけでなく、この素材の取り合わせを好むかが、CH88を選ぶ分かれ目になります。
一方、たくさんの椅子を一度に収納することや、できるだけ軽く持ち運べることが最優先なら、必要な脚数や重量、収納寸法を先に確認したいところです。細い金属脚の軽快な見た目を、本体が軽いという意味には読み替えずに考えましょう。
まずはダイニングの写真を一枚撮り、テーブルや照明だけでなく、椅子の背がどの方向から見えるかを眺めてみてください。普段目に入る角度を知ると、商品写真のどこに注目すればよいかが分かります。

CH88の木の背は、左右の端が短い肘になる形です。背もたれと肘を別々の大きな部材で囲うのではなく、一続きの曲線として見せています。端部を写した写真では、先へ向かって変化する厚みや丸みも見て取れます。
長いアームで身体の横を囲う椅子とは形が違うので、肘をどの位置へ置きたいかも選ぶ材料です。食事中に前を向く姿勢と、食後に少し背を預ける姿勢では、触れる場所も変わります。写真だけで身体への当たりや座り心地を決めず、自分の普段の姿勢と照らして検討してください。

後ろからは、横へ伸びる木の背と、その下の細いフレームが見えます。リビングからダイニングを眺める間取りなら、座っている人の側からだけでなく、この後ろ姿が毎日の景色になるかもしれません。木の面を楽しみながら、足元は細い線で見せたいときに注目したい形です。
木の天板へ合わせるなら、背もたれの木の色をつながりにする考え方もあります。金属の脚は、照明や他の家具の金属部分と合わせる手がかりに。これはコーディネートの提案で、どんな部屋にも合うということではありません。床とテーブルの色を含めて、好みの組み合わせを探しましょう。

CH88には木製の板座のCH88Tと、張座のCH88Pがあります。冒頭の写真は黒い張座の例です。この写真では同じCH88の座面や色の異なる仕様が並んでおり、背や脚の形が共通でも、座面が見た目の一部を変えることが分かります。
背と座面の両方に木の表情を見せたいなら板座、張地の色や質感を加えたいなら張座が検討の入口になります。張座にはファブリックやレザーの選択肢がありますが、写真の色だけで素材や仕上げを決めず、希望する仕様として商品情報と照合してください。
座り方の相性は、板座か張座かの名前だけでは決まりません。座面の前の縁が脚にどう当たるか、背へ身体を預けたときの位置、食卓で肘を動かす範囲なども見て選びたいところです。張座なら長時間疲れないと決めつけず、食事や会話をする自分の姿勢を想定します。
なお、二つは購入時に検討する仕様の選択肢です。買ったあとに座面だけを付け替えられるという説明ではありません。木部・フレーム・張地を組み合わせたときに、希望の仕様で注文できるか確認しましょう。
座面や肘掛けの選び方は、ダイニングチェアの解説も参考になります。

重ねて置けることは、部屋から椅子の居場所がなくなることではありません。収納するときには高さが増え、背もたれや脚の位置も一脚のときとは変わります。棚の前や部屋の隅など、置く候補の場所を決めてから、希望する脚数での寸法を確認すると具体的です。
写真は積み重ねた撮影例です。写真に写る数をそのまま許容上限としたり、異なる仕様を自由に混ぜて重ねられると考えたりせず、購入する仕様の上限数・重ね方・接触部分の保護方法を確認してください。持ち上げる動作や、取り出すための周囲の空間も見込んでおきましょう。
食卓へ戻すときは、短い肘とテーブルの関係も確認します。RAM掲載の肘高は70.5cmですが、比べる相手は天板の上面ではなく、肘が通る位置の下面です。天板下に幕板や引き出しがあれば、そこまでの高さも関わります。
| 見るところ | 自宅で確かめること | 商品仕様と照合すること |
|---|---|---|
| 重ねて置く場所 | 床の範囲と上方向の空間 | 希望脚数での寸法・上限・保護方法 |
| 肘が通る位置 | テーブル下面までの高さ | 肘高70.5cmと幕板などの関係 |
| 食卓で使う場所 | 椅子と隣の家具の間 | 引く・座る・通る動作のための空間 |
床に椅子を置く位置を想定したら、背後を人が通る場所も見ておきます。椅子を奥まで入れたいのか、少し引いた姿も含めて配置したいのか。重ねるときと食卓で使うとき、二つの状態を考えると、収納機能を暮らしに生かせるか判断できます。
肘高や座面高の表記を読むときは、下の記事で記号を確認できます。
気になったら、問い合わせの商品名欄に「CH88」、内容欄に希望の座面、使いたい脚数、重ねて置く場所、テーブル下面までの高さを添えてください。座面や仕上げの選択肢と、積み重ねる条件を確認する手がかりになります。
毎日の食卓では木の曲線を眺め、使わない椅子は条件に沿ってまとめておく。その二つを両立したい人にとって、CH88の形と機能は一緒に検討する価値があります。
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